貴重な体験

 ネタが無いので、今更な話でも。先月韓国へ行っていたとき、ちょうどワールドカップの韓国×アルゼンチン戦がありました。どうせなら…ということで、あのソウル市庁前に潜入してきました。

当日昼間の様子。まだ平和な感じ。左奥のビルには朴智星。

試合開始直後。見渡す限りの人、人。

同点に追いついた直後。狂喜乱舞。

最後は虐殺状態で、すっかりおとなしくなってしまいました。

結果としてあんな感じになりましたが、ワールドカップの舞台でアルゼンチン相手にガチンコ勝負を挑んだ韓国の勇気は称えられるべきだと思います。そのチャレンジができる実力はあったチームでしたから。

 さて、あの場所でしっかり真ん中で座ってみるには、夕方から場所取りをしないといけない模様。私は試合開始直後に潜り込んだために、少しでも画面を見ようとする人たちの波にのまれ、まさに戦場の様。それに日本人が結構見に来てるんですよ。韓国人とお揃いのあの赤いシャツを着て。そこまでやりますかね。え、わたくし?当然、赤いシャツも赤いものも一切身につけず、白いシャツでしたよ。当然、一緒に狂喜乱舞する事もなく。少なくともサッカーにおいて素直に韓国を応援できるほど、わたくしは出来た人間ではありません。あしからず。

2010安麗盃

 今年もアムウェイオープンを観戦してきました。

今年も京華城。

チャ・ユラム(車由蘭)。予選から無敗で優勝まで駆け上りました。

張舒涵。去年に引き続き、ベスト4。

潘曉婷。2007年のチャンピオンです。

韓雨。去年の全日本選手権で優勝。

劉莎莎。去年の9ボール世界選手権優勝。でも、韓雨との試合は0-7で負け。これが響いて、決勝トーナメントに進めず。

賴慧珊。去年の9ボール台湾チャンピオン。

河原千尋。去年に引き続き決勝トーナメントに進出して、今年はベスト16。

決勝トーナメントに残った日本人は一人だけだったので…来年はもっと頑張って欲しいですね。とりあえず、本戦にたくさん出られるように…

今年は予選二日目の金曜日のみ。そのため、手前側の台で試合をしていた、テレビ受けしそうな選手ばかりの写真になってしまいました。土曜日も行くつもりだったんですが、腹痛で動けず…

新年快樂

 今日は旧正月の元日です。夜は爆竹が鳴りまくってましたが、今は普段以上に外は静かです。今週は街が機能してない上にオリンピックも始まりましたし、これで心おきなく引きこもれそうです。
 さて、オリンピックが始まりましたね。こちらは一切盛り上がってません。選手自体、二人しか出てないし。でも、軽く感想と予想。
 上村愛子は非常に頑張ったと思います。あれは紙一重でしょう。相手にミスが無かった、ただ、それだけ。前回は5位とはいえ、素人目に見ても上の人と明らかな差があったからなー。とはいえ、7位→6位→5位→4位と来てるんだから、次は…なんて軽々しく言えないですね。あの涙を見てるとね。ノーマルヒル?あんなもんでしょう。未だに葛西に期待しないと駄目な時点で…ねぇ。彼の説明を始めると、15年以上前の話から始めたくなるので略しますが。やっぱり、シモン・アマンですか。今季は強いとはいえ、やっぱりこの大舞台に合わせてるとしか思えん。
 とりあえず、わかりやすいメダル数だけで予想すると、今回は前回ほどの惨状(メダル一つ)は無いと思っております。スピードスケートで一つ、二つ取ってくれるんじゃないかな。フィギュアでもいくつかあるかも。あとは、他の競技(複合、距離、ジャンプ団体あたり?)でも何か引っかかればねー。金メダルは全く期待してない(できない)けど。
 おお、アポロ・アントン・オーノがまだ出とる…

ダブルタイトルマッチ

 WOWOWが無料でボクシングのダブルタイトルマッチを生中継するとのこと。ホルヘ・リナレス、西岡利晃の防衛戦です。
 ホルヘ・リナレスはベネズエラ出身ですが、帝拳ジム所属。かつては日本で試合をしていましたが、オスカー・デラホーヤに見込まれて主戦場をアメリカへ移し、無敗のまま世界チャンピオンを獲りました。次世代のボクシング界を背負うだろうと目されている、スーパースターの超有力候補です。今回の防衛戦は未だに帝拳所属であり、日本語もかなり話せる彼の凱旋試合となります。今回の相手も無敗とはいえ、リナレス絶対有利と誰もが予想していたこの試合。それが試合開始直後、左フックがテンプルに入ってしまいダウン。立ち上がりはしたものの、ダメージは回復せずに二度目のダウンを奪われTKO。誰がこんな結果を想像できたでしょうか。日本でしたら、たとえどちらが勝つにせよKOで終わるならば会場が沸くものなんですが、しばらく完全に静まりかえっておりました。それぐらい予想できない事だったんです。
 続いて、西岡の防衛戦。前回の防衛戦では敵地メキシコに乗りこんで強豪として名の知れた選手を3RKOという、今までの日本人では考えられない事をやってのけています。かなり強いという事は確かなんですが、西岡とは比べられないほどの「絶対」と思われていたリナレスが目の前でああいう事になってしまった以上、どうなってしまうのか怖くなりました。会場でも何とも言えないざわつきが。テレビで見ている私でさえ、会場の何とも言えない異様な雰囲気、観客からの恐ろしいほどのプレッシャーを感じられるほど。そんな中で始まった試合は、西岡が的確に攻撃を捌いてはいたものの、相手の変則的なパンチが何となく気になるところ。そして3R。残り1分ほどで西岡が左をカウンターで打ち抜きました。明らかに右顔面へモロに入ったんですが、打ちどころが良かったのか悪かったのか、相手は倒れずにそのままラウンドは終了。しかし、次のラウンドに立ってくる事はありませんでした。先ほどの左で顎を砕いてしまった模様。世界戦で日本人が顎を砕かれて負けるというのは何度か見た事はあるものの、逆のパターンは初めて見ました。西岡は世界チャンピオンになるまで非常に苦労したものの、それを全く無駄な遠回りだったとはせずに、誰が見ても「今が最強であり、更に進化している」と言えるような強さを身につけた事は賞賛に値すると思われます。今の日本には西岡といい長谷川穂積といい、世界に誇る事ができ、誰もが実力を認めるチャンピオンが二人もいるのです。非常に素晴らしい事ですね。

おまけ
 今回はWOWOWが頑張ってリングアナウンサーのジミー・レノン・ジュニアを呼び、彼の決め台詞「It’s showtime!!」で会場は沸いていました。マイケル・バッファーをK-1へ一番最初に呼んだ時なんて「Let’s get ready to rumble!!」って言わせても、東京ドームは静まり返ったままだったでしたからね。個人的に生でそれ聞いただけで大感動だったんですけど。それだけで決めつけるのもどうかとは思うんですが、何となくボクシングをちゃんと見ているファンが日本にはまだまだたくさんいるってわかったような感じがします。よかった、よかった。

豪速球投手

天母棒球場にて。
20091008_01

大型ビジョンの左下にスピードガンの表示が出るんですが、なぜか途中で壊れたらしく、この投手に変わったとたんに「400km」「300km」が連発。試合そっちのけで、一球ごとにスタンドは大盛り上がり。すぐに表示されなくなりましたけどね。